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12/8 台風19号 災害救援活動in栃木県佐野市【赤い羽根ボラサポ助成事業】

 今回は台風19号の継続支援活動として、台風により河川氾濫などの被害が発生した、栃木県佐野市において、災害ボランティアセンターを通じて復旧活動のお手伝いをさせていただきました。活動内容は、

①被災されたお宅の個別訪問によるニーズ調査活動 

②泥かきなどの復旧支援活動 

③活動ボランティアへの健康支援活動(キッチンカーで、ドリップコーヒー・野菜ジュース・鈴カステラ・ベルギーワッフルを提供)

を実施させていただきました。

【活動状況】

1.被災されたお宅の個別訪問によるニーズ調査活動 

 災害ボランティアセンターと連携のもと、秋山川の氾濫により、床上浸水した地域において、10名のメンバーが複数のグループに分かれて、約50世帯のお宅を個別に訪問させていただき、安否確認や困りごとの有無を確認する「ニーズ調査活動」を行わせていただきました。確認した内容は、調査報告書にまとめ、口頭での状況報告とともに、災害ボランティアセンターに提出いたしました。台風被害発生から2カ月が経過し、復旧活動がある程度完了できているお宅と、まだ浸水当時のままで片付けができていないお宅とで、同一地域内でも大きな違いがあることがわかりました。また、「ボランティアをどのように頼んだらよいのか知らなかった」「災害ゴミが大量に出たが、ゴミ回収の依頼方法がわからない」「ヘドロが乾燥してきて、砂ぼこりがひどくてこまる」「来年の夏など、においや虫が大量発生しそうで心配」「排水がつまっていてお風呂に入れない」など、生活に直結したニーズも多数聞かれ、即時対応可能なニーズについては、ボランティアセンター担当者様と協議の上、午後の時間をつかって早速対応することができました。

 ニーズ調査にあたっては、特に学生さんや20代の若手の参加者である、高村翔輝様・鈴木星翔様・中路広輝様・中路吏輝様が、積極的に聞き取りを行ってくれ、被災された方のお気持ちに寄り添った、丁寧なお声がけをしながら、一人ひとりの困りごとや、生活上の不安などを上手に聞き取っていました。若い青年が訪問して声をかけることで、住民の方々にも自然と笑顔が生まれ、何気ない会話の中から、様々なニーズを引き出していたように感じます!

2.泥かき等の復旧支援活動

 午前中の個別訪問によるニーズ調査の中で出てきたニーズに対する活動で、床上浸水し、現時点においても、まだ室内の仕分けや外部の泥かきが完了できていない個人宅の復旧活動のお手伝いをさせていただきました。8名が2グループに分かれて、室内の仕分け及び搬出作業、外部の泥かき作業に分かれて活動を行い、8割程度作業を完了することができ、復旧復興に向けた確かな一歩を前に進めることができました。

 周辺では、いまだに橋が落ちたままになっている場所もあり、復旧までにはまだ時間と人員を要する状況が伺えました。

3.活動しているボランティアへの健康支援活動:キッチンカーでの珈琲等のご提供

 12月に入り、栃木県佐野市では、本日においても最低気温が「0度」という、大変厳しい寒さとなってきている状況から、泥かきなどの活動後に汗が冷えて風邪をひくなどして、ボランティア自身も、体調を崩すリスクが高くなってきている状況です。

 そんな状況を踏まえ、ボランティアの方々への健康支援活動として、調理師2名を含む3名で、キッチンカーを使い、温かいドリップコーヒーとベルギーワッフル・鈴カステラを活動後に提供する活動を実施いたしました。コーヒーには、リラックス効果や活性酸素を抑える効果もあることから、冷えた身体を温めることで、活動の疲れを軽減し、帰路も自宅まで安全に運転して帰れること、そして活動後に温かいコーヒーを飲みながら帰路につくことで、活動の余韻を残し、次なる活動にも参加していただく一助になればという目的で実施いたしました。

 キッチンカーでのコーヒー提供により、特別感があり、ボランティアの方々の、「え??温かい飲み物とデザートがいただけるのですか??嬉しい!!」という声が多数きかれ、とても大盛況でした!皆が体調を崩すことなく、被災された地域の皆さまの状況に向きあい、復興までの道のりを歩み続けられる!そんなことを願っています!

 今回、活動実施にあたり「便利屋トナカイの遠藤様」には、とっても衛生的で素敵なキッチンカーをご用意いただいたほか、チョコレートソースなどでトッピングしたワッフルやコーヒーの提供、コップや砂糖など必要備品の用意、事前準備および事後の片付けまで、実にたくさんのご協力を賜りました。この場を借りて改めてお礼申し上げます!

 また、調理師である遠藤梨恵様には、手際の良さと、とても細やかな動きで活動全体をバックアップしていただきました!まんまるの鈴カステラは、形・味・焼き加減の3拍子が揃う、絶品の仕上がりでした!お忙しいところご協力賜り、心から感謝申し上げます!

 今回の活動で、ワゴン車を出してくださった、社会福祉法人葛飾福祉館理事長大高幹様、我々メンバーのお昼ごはんに、早起きして美味しいおにぎりを作ってくださった鈴木智美様、コーヒー提供についてアドバイスをいただきました大高拓様、お忙しいところ福島県からかけつけてくれた堀内亮輔様、活動をいつも全面的にバックアップしてくださっている当法人運営メンバーにも改めて感謝申し上げます!

 ご支援いただいております皆さまへ感謝!!今後も被災された方が一人でも多く、一日でも早く日常の生活に戻れるよう、微力ながら力を尽くして参ります!

厳しい状況に立たされてしまった方を孤独の中に取り残すことなく、実働的な支援活動のみならず、心のなかでの寄り添いなどを含め、一人でも多くの人が復興にむけた一歩を一緒に踏み出していける!そんな繋がりある心温かい社会を目指してゆけたらと思っております!小さな小さな活動ではありますが、変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。

【活動メンバー】

◆東京より

・大高幹様(葛飾福祉館理事長)

・大高拓様(防災士)

・渡部和史様(保育園園長、消防団)

・鈴木智美様(消防団)

・田村彰弘様(保育士)

・堀内亮輔様(運動保育士)

・高村翔輝様(会社員)

・鈴木星翔様(会社員)

・中路広輝様(専門学校生)

・中路吏輝様(大学生)

・宮園崇弘(社会福祉士)

◆埼玉から

・遠藤広基様(キッチンカーご提供)

・遠藤梨恵様(調理師)

・福島和彦(調理師・社会福祉士)

【ご協力のお願い!】

 被災地では、本格的な冬に突入いたしました。台風19号による被害は栃木県のみならず、福島県や宮城県南部など非常に広範囲にわたっており、地域によっては年明け以降にも、多くの支援を必要とする状況が見込まれます。

 当法人としましては、1月11日(土)を年度内最後の活動として位置づけ、日帰りにて、「福島県いわき市」(仮)で救援活動を実施させていただく予定となっております。男女や年齢を問わず、一人でも多くの人の力が必要です!!みなさまの周囲の方々にも、できる限りお声がけいただき、被災された方々のために、お時間を作っていただけましたら幸いです。どうかご協力をお願いいたします!!

★本活動は、中央共同募金会様の赤い羽根「令和元年台風19号ボラサポ助成事業」の助成を受けて実施いたしました。ボラサポ事業にご支援・ご協力いただいた全国の皆様にも改めて御礼申し上げます。


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