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10/6・10/7【佐賀県】令和元年8月九州北部豪雨災害支援活動

 今回は、令和元年8月27日を中心に、九州北部で発生した集中豪雨により、水害等の被害が発生した、佐賀県武雄市において、復旧活動のお手伝いをさせていただきました。 

【佐賀県大町町、武雄市の視察】  まず初めに、集中豪雨により甚大な被害が発生した佐賀県大町町及び武雄市において、現地の視察と情報収集を行いました。  大町町は、洪水により、佐賀鉄工所から重油が流出し、被害が拡大、農作物などにも深刻な被害を残したとのことでした。豪雨のあと、自衛隊や全国の支援ボランティアが復旧活動を行ったことで、現在は避難所も閉鎖し、災害ボランティアセンターにあがってくるニーズも減少、一定程度復旧の目処が立ちつつある状況とのことでした。  武雄市は、佐賀県内で唯一、豪雨による死者が出た地域であり、床上浸水についても、佐賀県内で最も多い1,033件発生したとのことでした。武雄市においても、復旧活動はある程度目処が立ち、10月6日をもって、行政による災害ゴミの受け入れを終了するとのことで、今回は、災害ゴミ搬出のお手伝いをさせていただきました。 【10/6武雄市災害ボランティアセンターでの支援活動】  災害ゴミの受け入れ最終日となる10月6日、市災害ボランティアセンター前には、定員20名の枠に対して、早朝7時00分前からボランティアが集まり始め、8時05分には定員に達し、受付終了となりました。我々は2つのチームに別れて、軽トラックと、ワゴン車を使用して、1日を通じて、災害ゴミの回収と、集積場所までの運搬のお手伝いをさせていただきました。  今回、お手伝いさせていただいた被災家庭は、全部で12軒、集積場への運搬回数は延べ15往復行い、一定程度復旧を後押しすることができました。

【活動を終えて】  今回活動させていただいた地域は、激甚災害に指定された災害被災地でしたが、非常に短期間で復旧活動の目処がたっており、これまでの災害の教訓が活かされ、支援の輪の確かな広がりを実感いたしました。

 災害ごみとしての受け入れ最終日の活動ということもあり、駆け込み需要による回収依頼が非常に多くなっている印象を受けました。対して、当日のボランティアは20名となっていたため、ニーズに対して、活動人員の数が少なく、被災者の方々のニーズに十分に対応しきれない部分も多少あったのではと感じました。

 また、災害ごみのみならず、被災されていない方が、一般の粗大ごみや、家電ごみを災害ごみとして、行政に無料回収依頼しているケースも散見されていたため、公共性や公平性の観点からは、今後の課題でもあると感じました。 【最後に】  今回は、被災地域にほど近い、九州国際大学付属高校の教員や学生にも、活動に参加していただく予定でしたが、現地のボランティア受け入れ状況の兼ね合いで、急遽学生の受け入れを中止させていただきました。ギリギリまで調整いただきました、長沼先生、参加予定だった学生さんに感謝申し上げます。  現地災害ボランティアセンターのスタッフの方とも協議のうえ、佐賀県については一定程度復旧の目処がたったとのことで、当法人での救援活動は今回をもって終了させていただくことと致します。 今後も微力ながら活動を継続して参りますので、ご支援・ご協力をお願いいたします。  活動に参加して下さった皆様、ご支援いただいております多くの皆さまに、改めて御礼申し上げます。 


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